今回ご紹介するお店は会津で本格的な珈琲を味わえる昔ながらの喫茶店「珈琲館ひろ」です。
古き良き昭和の雰囲気を味わうことが出来る喫茶店
珈琲館ひろは昭和48年に開店してから今年で47年目になります。またお店を現在の場所に移動してからは今年でちょうど30周年を迎えます。
現オーナーの江川智美(えがわともみ)さんは、平成22年に先代オーナーの片腕となって働き始め、平成28年から引き継いで経営しています。
『珈琲館ひろ』という名前は先代オーナーの名前「ひろはる」さんから由来しています。
ログハウスの建物はとてもおしゃれな雰囲気で店内には絵画やコレクション品などのインテリアがところどころに飾られており、店内を眺めているだけでも楽しい時間を過ごすことができます。
店内はアットホームな雰囲気があり、普段はお客さんや常連さんで賑わっていて楽しい会話が聞こえてきます。
珈琲館ひろではブルーマウンテンやキリマンジャロなどのストレートコーヒーからブレンドコーヒーまでたくさんの種類のコーヒーを味わうことができます。
男性に人気はモカで、独特の芳醇な香気と円熟した酸味を有し、滑らかなコクが特徴的です。女性に人気なのはマンデリンで、豊かなコクのある柔らかな苦みと芳醇な香りが特徴です。
お店で使用している水にもこだわっており、コーヒーには癖や雑味がない水を使用しています。
おすすめのコーヒーについてオーナーの智美さんにお話を伺いました。
智美さん:「おすすめはダッチコーヒー(ホット)です。ダッチコーヒーとは水出しコーヒーと呼ばれ、冷水で一昼夜時間をかけ点滴にてろ過したコーヒーです。当店ではダッチコーヒーをホットでも提供していますが、ホットのダッチコーヒーは珍しいです。個人的にはブレンドコーヒーの上に牛乳を泡立てたものを乗せるメランジェコーヒーが好きです。」
コーヒー1杯に手間ひま惜しまず提供しているからこそ世代を超えて愛される喫茶店になるのですね。
メニュー表にはコーヒー豆の原産国とその味や特徴が書かれているのでみなさんも自分の好みのコーヒーを探してみてはいかがでしょうか。
コーヒー以外にもレモンスカッシュやクリームソーダなどの飲み物もあるので、コーヒーが苦手な方も楽しめます。他にもビーフカレーやナポリタンなどの軽食もあるので、ちょっとした休憩やランチとしても楽しむことができます。
最後にオーナーの智美さんに今後の展開についてお聞きしました。
智美さん:「珈琲館ひろは3年後に50周年を迎えます。古き良き昭和のテイストを残しながら、変わらぬ珈琲館ひろを続けていきたいと思います。これからも皆様の安らぎのひとときが過ごせる場所となることができればなと思っています。」
今回の取材を通して、珈琲館ひろのコーヒーへの強いこだわりと、お客様を一番に想う人柄が珈琲館ひろが世代を超えて愛される秘訣なのではないかと感じました。
今回はお忙しい中取材に応じていただきありがとうございました!
みなさんも珈琲館ひろで本格的な珈琲を味わってみてはいかがでしょうか。
紙面に入りきらなかった取材記事をFCCのホームページに掲載しています。ぜひそちらもチェックしてみてください!