昔ながらの伝統を継承した日本を代表する会津の工芸品
今回ご紹介するお店は会津の工芸品の見学も体験もできる素敵なお店「流紋焼」です。
流紋焼は会津本郷焼の一つで、本後焼は約420年前に蒲生氏郷公が鶴ヶ城の改築の際に瓦を焼かせたのが起源とされています。
特に流しぐすり釉に意をそそぎ千数百度に熱せられた窯の中でうわぐすり釉が溶けて流れ、種々様々な紋様を描くのが特徴です。
もともとは碍子(がいし)という電柱の電力を絶縁するための部品を製造する会社でしたが、いろいろな商品を製造する中で皿や花瓶、急須などが有名
になり、現在は多くの製品を制作しています。
今回は工場内を案内してもらい流紋焼がどのように製作されているか見学させて頂きました。各工程ごとに職人さんがとても真剣な表情で陶器と向き合
って作業をされていました。
一つの流紋焼が出来上がるまでに大きく分けて7工程ほどの作業があり、小さいものだと完成までに1週間、大きいもので2週間ほどかかるそうです。
今後は照明器具やサウナストーンなど、流紋焼の魅力が伝わるような商品開発に力を入れたいとおっしゃっていました。
一般の方でも予約をすれば工場見学ができますので、興味のある方はぜひ行ってみてください!
陶芸体験で自分だけのオリジナルの流紋焼が作れます!
流紋焼の陶芸体験はとても人気があり、年間2万人~5万人、多いときで15万人も訪れるそうです。
陶芸体験をしたことがない方でもスタッフの方がサポートしてくれるので、自分で作ってみたい形の陶器を作ることができます。取材にお邪魔した際に
陶芸体験をされていたカップルも、2人でコミュニケーションを取りながら楽しんで陶芸体験をされていました。
作った陶器は焼き上げ乾燥させてから、後日御自宅へお届けとなります。
皆さんもぜひ一度足を運んで体験してみてはいかがでしょうか!?